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ヒナ

すい寄せた煙が苦くとも

もう少しまっすぐ放ちたい

ここに風はないのだから

ここに風はないのだから


静める道の真ん中に

静かに狂う心がいた


分かってるんだろう

どこへも、誰もが

いかないわけにはいかないんだよ

だからさどこまでも一緒につれてくよ



ガレージの中の汚れたシューズ

小さな青い疲れた自転車

出しっぱなしのホースとジョウロ

風の匂いを覚えてないかい?


そんなに嘘は上手くなくていい

もう何も考えなくていいよ


分かってるんだろ?

どこへも、誰もが

行かないわけにはいかないんだよ

だからさどこまでも

一緒につれてくよ。


どこへも行かないでと

しめるその手を

私といま繋ごう



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