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この丘から

星の降る丘を今たくさん走る

ススキが夜の海のようだ


手首を2人浸す

水の向こうに

街のように燃える未来と過去


満ちている光の中 

息も溶けて奪われる重さも

不思議だね まるでわかった気がして

波に連れてかれても

怖くなかった

   

大きな声 黒い髪 無くした眼鏡

そこではもう要らないだろう


海の方 仰ぐ闇

まっすぐ立ってはいられない

と手を繋げている


溢れだす涙も浮かべて

お願い 星になるから

悲しみや希望

その向こうにある

公転に乗る


ただ光追いかけて

放り投げる足

君と存り踏みしめた

この丘から

 
 
 

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