星が落ちた日
- 久保琴音
- 2022年1月27日
- 読了時間: 1分
更新日:2022年2月20日
白線と白いシャツは
夜に染まって少し青くて
君の目が潤んでるように見えた
星が落ちたんだって思った
簡単なように聞こえたんだ
君が話すその世界は
混沌としたものの末に
目も当てられなくなっていた
もがいていたけど俯瞰で見た
「あの信号が変わるまで」
そう繋いだ手は見えないね
分かっていたよ
「いつか星になれる
離れてても君に届くような」
オレンジの目
バイパス挟んだ向こうで
あの日君に星を見ていた
白線と白いシャツは
夜に染まって少し青くて
君の目が潤んでるように見えた
星は落ちたんだって
僕らは消えてしまう
挑んだものの全てが
歪だったそれでよかった
綺麗に見えてしまう
覚えている
当然だって思ったんだ
そうだ、あのね君に話したかった事があってね
声が届かないんなら歌うよ
消えないでくれ
君がいなきゃ
漠然と足りなくて
本当も言えなくて
あの日の君の声がした
「君は僕の星だ」
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